イッセー尾形の字の部分 演出家森田雄三 語録ブログ
森田雄三語録ブログ
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からだ文学のこと

 病院生活には慣れているはずの雄三ですが、さすがに5か月ともなると「早く帰してと頼んできて、言ってきてよ」と盛んに言い出しました。

41才の最初の入院は2か月。何年かおきに体験したどれもが、こんなに長くは無かったのを思い出しました。

 先日は、山下さんご夫妻と今週神戸KAVCに参加する東京組が病院へ雄三を激励に来てくださって、その足で稽古を楽ちん堂でしていました。

 あえてそれは言わなかったのに、はっきりそれと察知して雄三は「俺も行く稽古は俺もしたいんだ、行くぞ行こう行こう」と悶絶しました。

  皆さんを追うように帰って、それを伝えると「山下さんはふと本棚の古い自費出版の身体文学を手にして立ち読みしているうちに、メガネをおもむろに探し、本腰にページをめくっては「これすごいなぁまさに雄三さんのやりたいことがそのまんま字になってる」

 翌日まだ不機嫌そのものの雄三にこれを伝えると、私に読んでとすぐに目が笑い、「俺も毎日どきどきしてた。よくやれたよなぁ、あんたがやれって言うからさ、そうなのかなと思っちゃって」

  彼の中でいっきに時間が飛んで、命が噴き上がって全身にめぐるのが見えるようでした。

 頭の後ろに手を組んで、大空みあげるまなざしになったんです。

 長い病室の時間が、この本の再編集でふたりの新たに親密なものとなりました。心から山下さんに感謝して何も持たない雄三に、あなたやっと遺品ができたわよ、雄三もガッツポーズで大口開けて安心の落ち着きになりました。一冊千円、KAVCで記念発売です。

森田清子

| - | 21:39 | comments(1) | - |
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なんだ、同情を売りにしてるだけのただのステマか。
| | 2017/06/20 2:40 PM |










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+ 森田雄三プロフィール
1946年・・・石川県白山市に生まれる。 2006年・・・兵庫県高砂市の教師とワークショップで芝居を作る。 スイス国立演劇学校(HMT)の教授となる。           ワークショップに関する本が何冊も出版される。           ワークショップに参加した人達、通称:「森田雄三チルドレン」が、ソーシャルネットワーキングサイト「mixi」(ミクシィ)でも多数存在し、ワークショップでの出来事・森田が話した内容「雄三トーク集」なるコメントがされている。 イッセー尾形の演出家。
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