イッセー尾形の字の部分 演出家森田雄三 語録ブログ
森田雄三語録ブログ
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山形のワークショップは、お寺で

5月になるとお知らせが来てよ、ああまたみんなに会えるぅって楽しみでよぉー。

美代さんは、雄三に会いたいと、楽ちん堂に突然御主人といらして下さった。

蔵王のふもとにあるそのお寺は、関ヶ原の合戦の頃から引継がれ、今は若夫婦が隅々までピカピカに磨き上げて、ヨガなどイベントを檀家の方々に呼びかけている。

雄三ワークショップをするのには、大変な決断だったろう。

ご高齢の男女が幼馴染の親しさそのままに、食べものを持ち寄って集まって下さった。

300年の間2度の火災を免れた柱に木彫のお坊さまが、角度によって変幻自在に表情が変わって見えるのを雄三は、見上げながら皆さんの編み出す言葉に聞き惚れて、毎日、何話も出来上がって行った。

美代さんは6年前の初回の山形ワークショップから参加していたが、いつ来て何をやったか記憶に無いほど地味なのに、本番には必ずここと言うところであたふたしている人を助けている。本番が終わるとまたあれっこの人何やったかなと静かな存在に戻っている。

昨年の山形の発表会では、立派な本堂前で死人が葬儀中に参列者に見えないことをいい事にふざけて見せる楽しい芝居が完成した。

美代さんは殆ど稽古には出られなかったのに、喪服のまま赤ん坊を抱いて亡き人の思い出を語るシーンを作った。

死人が生前好きだった歌を熱唱するそれに被せて、檀家さんでどんな場面もかるがるとセリフを生み出した勝子さんが76歳の貫禄で御詠歌を唄い出すと、満席のお客様も唱和して大合唱の御詠歌で物語が終わった。

とてもたった4日間で作った芝居とは誰もが、参加者の本人達でさえ驚きのワークショップ最終日だった。

遠くから来て下さったのだけど、あの山形の素晴らしい物語を今日は雄三と話したいなと、美代さんには面会は許して頂いた。

それすらも気持ちよく受け入れて下さって感謝してます。

 

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+ 森田雄三プロフィール
1946年・・・石川県白山市に生まれる。 2006年・・・兵庫県高砂市の教師とワークショップで芝居を作る。 スイス国立演劇学校(HMT)の教授となる。           ワークショップに関する本が何冊も出版される。           ワークショップに参加した人達、通称:「森田雄三チルドレン」が、ソーシャルネットワーキングサイト「mixi」(ミクシィ)でも多数存在し、ワークショップでの出来事・森田が話した内容「雄三トーク集」なるコメントがされている。 イッセー尾形の演出家。
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